[ローマ 3日 ロイター] - イタリア国家統計局(ISTAT)は3日発表した半期経済見通しで、今年の経済成長率予想をマイナス8.9%に下方修正した。6月時点ではマイナス8.3%としていた。
2021年の見通しも4.6%から4.0%に引き下げた。
イタリアの新型コロナウイルス感染状況は秋に悪化し、過去数週間は1日当たりの死者数が欧州で最多となっている。
政府はきょう、年末年始を対象とした新たな規制を発表する予定。
ISTATは、今年の家計支出は10.0%減、投資は10.1%減と予想している。
ISTATの成長率見通しは政府の公式予想(マイナス9.0%)とほぼ同水準。来年の政府予想は6.0%でより楽観的。
ISTATの今年の平均失業率予想は9.4%で、6月の9.6%から引き下げた。21年は11.0%に上昇するとみている。
10月の失業率は9.8%だった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20201203T101747+0000