[ワシントン 1日 ロイター] - 米商務省が1日発表した2月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.8%減の1兆5169億ドルとなった。市場予想の1.0%ほどは減少しなかったものの、月央に一部地域が寒波に見舞われたことが響いた。
前年同月比では5.3%増。建設支出は国内総生産(GDP)の約4%を占める。
1月の支出は1.2%増と、従来の1.7%増から下方改定された。
2月は人口が多いテキサス州などの南部が異例の寒波に見舞われ、住宅建設のほか、製造業活動などが阻害された。ただ、政府の景気刺激策のほか、新型コロナウイルスワクチン接種が進んでいることで、回復が予想されている。
部門別では、民間部門が前月比0.5%、公共部門が1.7%、それぞれ減少した。