[東京 7日 ロイター] - 内閣府が7日公表した2月の景気動向指数(速報値、2015年=100)は、指標とされる一致指数は前月比1.3ポイント低下の89.0となり、2カ月ぶりに低下した。半導体など部品不足による自動車の生産・出荷や輸出の減少が響いた。
内閣府は、一致指数から機械的に判断する基調判断は「上方への局面変化を示している」で据え置いた。
一致指数を最も押し下げたのは、耐久消費材出荷や輸出数量指数、鉱工業生産指数。福島沖地震による部品供給停止や半導体不足などが影響した。一方、商業販売額などは指数を押し上げた。
先行指数は前月比1.2ポイント上昇の99.7となった。消費者態度指数や日経商品指数の上昇が指数を押し上げた。銅など非鉄や原油価格の上昇が寄与した。
*内容を追加しました。
(竹本能文 グラフ作成・編集:田中志保)