[ワシントン 15日 ロイター] - 米商務省が15日に発表した2月の企業在庫は前月比0.5%増と、底堅く伸びた。企業在庫が第1・四半期も国内総生産(GDP)の押し上げ要因となることを示唆した。市場予想も0.5%増だった。
1月は0.4%増加していた。
在庫はGDPの重要な構成要素。2月の前年同月比は2.4%減だった。
小売在庫は前月から横ばいだった。1月は0.3%減だった。
自動車在庫は2.6%減だった。世界的な半導体チップ不足に伴う自動車生産の低迷で在庫が減っている。
GDP算出に用いられる自動車を除く小売在庫は1.2%増だった。1月は0.2%増加していた。在庫投資は2四半期連続でGDPの押し上げ要因となっている。
卸売在庫は0.6%増。製造業在庫は0.8%増加した。
企業売上高は1.9%減だった。1月は4.5%増加していた。2月の販売ペースに基づく在庫解消に必要な期間は1.30カ月と、前月の1.27カ月から伸びた。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20210415T181501+0000