[東京 13日 ロイター] - 財務省が13日発表した国際収支状況速報によると、3月の経常収支は2兆6501億円の黒字となった。ロイターが民間調査機関に行った事前調査の予測中央値は2兆7962億円程度の黒字で、実績値の黒字額は市場予想を小幅に下回った。前年同月からは黒字幅を7201億円広げた。
経常収支のうち貿易・サービス収支は9360億円の黒字だった。第1次所得収支は2兆0452億円の黒字、第2次所得収支は3311億円の赤字となった。
一方、2020年度の経常収支は18兆2038億円と、前年度から7235億円黒字幅を縮小した。新型コロナウイルスの影響で旅行収支が減少し、黒字額は3年連続で減少した。