[東京 21日 ロイター] - 日銀は21日、3月の政策点検で創設した「貸出促進付利制度」について、4月時点のカテゴリー別の残高を発表した。最も大きいプラス0.2%の付利が実施されるコロナ対応特別オペのプロパー分は4兆3897億円となった。
日銀は金融機関向けの資金供給制度を金融政策上の重要度に応じて3つに分類。インセンティブに当たる付利を分類ごとに分け、マイナス金利深掘りの際に金融機関への影響を和らげることを狙う。
現在の最上位のカテゴリーはコロナオペのプロパー分。プラス0.1%の付利が実施される2番目のカテゴリーはコロナオペのプロパー以外で、4月積み期間(4月16日―5月15日)の平残は61兆9372億円。3番目のカテゴリーに入る貸出支援基金と被災地支援オペは59兆4528億円。このカテゴリーへの付利はゼロ%となっている。