[ワシントン 12日 ロイター] - 米労働省が12日に発表した8月7日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は37万5000件と、前週から1万2000件改善した。改善は3週連続で市場予想と一致。労働市場は引き続き回復に向かっているもようだ。
前週分の申請件数は当初発表から2000件増の38万7000件に改定された。
調整前の申請件数は5198件減少し32万0517件となった。
7月31日までの1週間の継続受給件数は286万6000件で、前週から11万4000件減少した。
自営業者や単発の仕事を請け負う「ギグワーカー」などに適用されるパンデミック失業支援(PUA)と失業保険の受給期間を最長13週延長するパンデミック緊急失業補償(PEUC)の受給者は7月24日までの1週間で約73万人減少し、合計867万人と2020年5月以来の低水準となった。
何らかの失業給付を受けていた人は7月下旬時点で約1205万5000人と前回から変わらず、20年3月以来の低水準を維持した。