[ローマ 16日 ロイター] - イタリアの経済団体、イタリア産業総連盟(コンフィンドゥストリア)は16日、同国の今年の経済成長率は6.1%になりそうだとの見通しを示した。新型コロナウイルスのデルタ変異株の影響が一段と抑えられているほか、各経済指標が想定よりも力強いなどとして、4月時点の予想(4.1%)から引き上げた。
来年の経済成長率は4.1%になると見込む。昨年は新型コロナの影響で8.9%のマイナス成長と、戦後最悪の落ち込みを見せていた。
ただ、「前向きな見通し」にもかかわらず、新たなコロナ規制の可能性や原材料不足、より構造的なインフレに関連したダウンサイドリスクもあると警告。警戒心を緩めないことが重要だと指摘した。
政府の今年の経済成長率予想は6.0%となっている。