[パリ 22日 ロイター] - IHSマークイットが22日発表した10月のフランスの購買担当者景気指数(PMI)速報値は、製造業の減速をサービス業が補う形となった。
サービス部門PMIは56.6。9月の56.2から上昇し、市場予想の55.5を上回った。
製造業PMIは53.5。9月の55.0から低下し、市場予想の54.0を下回った。
サービスと製造を合わせた総合PMIは54.7で、9月の55.3から低下し6カ月ぶりの低水準となった。
製造業PMIの生産指数は46.2と17カ月ぶりの低水準。IHSマークイットは、部品の輸送遅れなどサプライチェーン(供給網)の問題が影響したと指摘した。
IHSマークイットのシニアエコノミスト、ジョー・ヘイズ氏は「10月は製造業の生産が1月以降で初めて減少し、サービス業が仏経済回復の責任を担った」と述べ、新型コロナウイルス関連の規制が緩和され、観光業が回復したと述べた。