[29日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が29日発表した第3・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は前期比2.2%増で予想を上回り、1年ぶりの大幅増加だった。
前年比では3.7%増だった。
ロイターがまとめたエコノミスト調査では、前期比は2.0%増、前年比は3.5%増と予想されていた。第2・四半期は前期比2.1%増、前年比14.2%増だった。2020年第4・四半期と21年第1・四半期はマイナス成長だった。
この日発表されたドイツの第3・四半期GDP速報値は前期1.8%増で予想を下回った。フランスは予想を上回る3%増だった。
ユーロ圏でGDPが発表されているのは9カ国のみで、オーストリアのみがフランスの成長率を上回った。一方でラトビアは0.3%増、リトアニアはゼロ成長だった。
第3・四半期GDP改定値は11月16日に発表される。 * 第3四半期のユーロ圏GDP速報値、前期比+2.2%=統計局(予想:+2.0%) * 第3四半期のユーロ圏GDP速報値、前年比+3.7%=統計局(予想:+3.5%)