[オタワ 24日 ロイター] - カナダのトルドー首相は24日、高インフレ率による生活費増加を「非常に懸念している」と述べ、与党自由党主導の政策は問題解決につながるはずだとした。
10月の同国インフレ率は前年比で18年ぶり高水準の4.7%となり、中銀目標の2%を大きく上回った。アナリストは、今後さらに上昇するとみている。
野党・保守党は、新型コロナウイルスの感染流行対策として政府が打ち出した大規模な支出プログラムが原因と指摘し、トルドー首相に責任があると主張している。
首相は下院で、「インフレによる生活費拡大を非常に懸念している」と述べ、多くの諸外国も同じ問題に直面していると指摘した。
首相は23日、政策課題を発表し、デイケアと住宅のコスト削減に焦点を合わせると約束。24日、「これは家計にとって、生活費増加に対応する助けになる」と述べた。