[ロンドン 26日 ロイター] - 英自動車工業会(SMMT)が26日発表した10月の英自動車生産台数は前年比41.4%減の6万4729台で、同月としては1956年以来の低水準になった。世界的な半導体不足とホンダによる完成車工場の閉鎖が響いた。
1─10月の自動車生産台数は72万1505台と、新型コロナウイルス流行による一時操業停止があった前年同期と比べても2.9%減少した。
SMMTは英分析会社オートアナリシスの独自予測に基づき、通年の自動車生産が2年連続で100万台を下回るとの見通しを示した。22年には100万台を回復する見込みだとした。
SMMTのマイク・ホーズ会長は「英自動車部門には耐性があるが、主要市場の一部で新型コロナ感染が再拡大し、世界の供給網が逼迫あるいは一部崩壊する中、業界の操業能力維持が非常に大きな課題となっている」とコメントした。