[29日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が29日に発表した10月の中古住宅販売仮契約指数は前月比7.5%上昇の125.2となった。住宅ローン金利が上向いたため、住宅購入が前倒しされた可能性がある。市場予想は0.9%上昇だった。
地域別では4地域全てで上昇。前年同月比では1.4%低下した。
在庫が不足しているため、住宅価格の伸びは2桁となっている。
NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「家賃の高騰や住宅ローン金利の上昇が予想されることから、経済的に余裕のある人々が早々に住宅購入契約を締結している」と述べた。
NARによると、2021年の中古住宅販売件数は600万件を超え過去15年間で最多になる見込みという。