[北京 7日 ロイター] - 中国税関総署によると、11月の大豆輸入は857万トンと10月の511万トンから68%急増した。北米の輸出シーズンピーク期に米国からの出荷が増えたことが背景。
米国ではハリケーン「アイダ」の影響で9月に大豆を含む穀物輸出に遅れが生じるなどの支障が出たが、その後影響が和らぎ、輸出シーズンがピークを迎えると出荷は上向いた。
11月の大豆輸入は前年同月の959万トンからは減少した。前年同月は通商合意を受けて米国からの出荷が大量に増えた。
1─11月では8765万トンで、前年同期比5.5%減少した。
2021年通年の大豆輸入は圧砕業者のマージン低下で需要が抑制される中、前年を下回るとみられている。