[ワシントン 4日 ロイター] - 米商務省が4日に発表した2月の製造業新規受注は前月比0.5%減と、市場予想と一致した。原材料不足のほか、消費の対象がモノからサービスに戻ったことが背景にあるとみられるが、企業の在庫水準が低水準にあることが引き続き製造業の追い風になっている。
1月は1.5%増と、当初発表の1.4%増からやや上方改定された。
部門別では、輸送機器が5.3%減。世界的な半導体不足を反映し、自動車・部品が0.6%減少した。
機械、コンピューター、電子製品も減少。一方、電気機器・家電製品・部品は0.6%増。家具は2.7%増加した。
出荷は0.6%増。前月は1.4%増加していた。
在庫は0.6%増。受注残は0.4%増。前月は0.9%増加していた。
民間設備投資の先行指標とされる資本財から国防関連と航空機を除くコア資本財受注は0.2%減。当初発表は0.3%減だった。
国内総生産(GDP)統計で企業設備投資の算出に使われるコア資本財の出荷は0.3%増。当初は0.5%増だった。