[ローマ 29日 ロイター] - イタリア国家統計局(ISTAT)が29日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、前期比0.2%減だった。前期比での減少は2020年第4・四半期以来初めてで、ロイターによるアナリスト22人の予想中央値と一致した。
前年同期比では5.8%増。前年は新型コロナウイルスの感染拡大に圧迫されていた。
政府は今年の成長率見通しを昨年9月の4.7%から3.1%に引き下げた。
イタリアの成長率は20年に過去最低のマイナス9.0%に落ち込み、21年はプラス6.6%に持ち直した。今年は新型コロナ流行前の水準に戻ると期待されていたが難しくなる可能性がある。