[ロンドン 3日 ロイター] - S&Pグローバル/CIPSが3日発表した4月の英国の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は55.8で、13カ月ぶり低水準だった3月の55.2から改善した。速報値は55.3だった。
ただ、今後1年で生産が拡大すると回答したのは約55%で、2020年12月以来の低水準。国内受注は21年1月以来の低い伸びにとどまり、輸出受注も20年7月以来最大の落ち込みだった。
S&Pグローバルは「欧州連合(EU)からのさえない受注のほか、納入の遅れや税関手続き、EU離脱後の輸送費の上昇などが影響している」と指摘した。
価格の上昇も国内外の需要後退の一因になっているという。
また、投入価格が過去2番目の規模の上昇となり、60%超が値上げに踏み切った。