[ニューヨーク 5日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ・インスティテュートの調査によると、米消費者のデビットカードおよびクレジットカード支出額は4月に前年同月比13%増加した。支出拡大は全ての所得層で見られた。
旅行・娯楽への支出が大きな伸びを示した。
1世帯当たりの支出額は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の2019年4月との比較では24%近く増加。年収5万ドル未満の世帯では33%増加した。
インフレが加速する中、支出動向は家計の健全性を測る指標として注目されている。
銀行や格付け機関は家計の状況について、預金口座の残高が増えている一方で債務は低水準となっており、平均して良好だとしている。しかし、低所得層や信用スコアの低い層ではインフレの影響を受けている兆しがあるという。