[サグント(スペイン) 5日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のヘルベルト・ディース最高経営責任者(CEO)は5日、スペインで電気自動車(EV)とバッテリーを生産するため提携会社とともに100億ユーロ(106億ドル)を投資すると表明した。
従来よりも30億ユーロ上積みした。
VWはまた、スペインの電力最大手イベルドローラとの提携も発表した。
イベルドローラはサグントに建設されるバッテリー工場の電力の一部を供給するため、ソーラーパークを設置する予定。この計画に5億ユーロを投資するという。
VWは3月、スペインでバッテリー工場を1カ所建設し、2カ所の自動車工場でEVを生産するため70億ユーロを投資すると発表。しかし、ディースCEOによると、新たなパートナーの参入で100億ユーロに引き上げられた。「リチウム抽出からバッテリーの組み立てまで、サプライヤーの完全なエコシステム」を構築する計画という。
2023年第1・四半期に40ギガワット時(GWh)の工場建設を開始し、26年までの連続生産開始を目指す。30年までに工場の従業員は3000人を超える見通し。