[ダブリン 6日 ロイター] - 航空業界幹部らが6日、ダブリンで行われた財界人らとの会合で、航空会社はインフレ加速に伴う新型コロナウイルス禍後の旅行需要回復ペース鈍化を示す兆候を注視していると明らかにした。
リスクとしてインフレによる支出行動への影響が金利より大きくなっているという。
国営フィンランド航空(フィンエア)の財務・保有機担当者は、「インフレは顧客需要に影響するため、より大きな懸念要因」と述べた。
米アメリカン航空の財務担当幹部は「需要の背景は極めて大きいと言える」と指摘。一方で、消費者の支出行動の変化は今のところ見られないが、今後数四半期でどうなるか注視していくと述べた。