[10日 ロイター] - 米コンピューターゲーム販売大手、エレクトロニック・アーツ(EA)が10日発表した第1・四半期(4─6月)の調整後売上高見通しは12億─12億5000万ドルで、リフィニティブのIBESデータに基づくアナリスト予想平均14億4000万ドルより下回った。
ゲーム販売はコロナ禍の巣ごもり需要で盛り上がったが、社会活動再開やインフレ懸念などで冷え込みが始まっている。同業アクティビジョン・ブリザードが4月25日に発表した1─3月の調整後売上高も市場予想に届かなかった。
EAの第4・四半期(1─3月)調整後売上高は17億5000万ドルで、アナリスト予想17億8000万ドルよりやや低かった。調整後1株利益は1.46ドルと、予想の1.43ドルを上回った。
発表に先立ってEAは人気ゲームを巡る国際サッカー連盟(FIFA)との約10年にわたる提携を解消すると表明。スー最高財務責任者(CFO)はロイターに対し、ゲームが同社独自のブランド名になること以外に短期的な変動は想定されないとした。