■早々と高値を更新してきたため株価自体の強さに注目する様子も
ニコン<7731>(東証プライム)は6月16日、反発し一段高となり、取引開始後に6%高の1774円(105円高)まで上げて4日ぶりに高値を更新し、午前9時30分過ぎも5%高前後で強い相場となっている。NY株式が米国の0.75%利上げ発表後に大きく上げ、同社株もNY市場で上げたため安心感が舞い戻り、5月に発表した中期計画などを評価し直す動きとなった。NY株の大幅反発を受け、早々と高値を更新してきたため、株価自体の強さに注目する様子もある。
新たな中期計画(2025年までの4年間)では、「ヘルスケア」「コンポーネント」「デジタルマニュファクチャリング」の戦略3事業の割合を35%まで⾼め、2025年度に売上収益7000億円(2022年3月期比29.7%増)をめざし、営業利益は「映像」「精機」の主要2事業で2021年度並みの利益を確保する⼀方、戦略3事業で利益を伸ばし、営業利益率10%以上、ROE8%以上の達成を目指す。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)