[ブリュッセル 29日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会が29日発表した6月のユーロ圏景況感指数は104.0で、前月の105.0から低下した。ロイターがまとめたエコノミスト予想の平均の103.0は上回った。消費者心理と小売りの景況感が悪化する一方、製造業とサービスの景況感は上向いた。
製造業の景況感指数は7.4と、前月の6.5から上昇。サービスは14.1から14.8に上昇した。エコノミストは双方とも低下すると予想していた。
一方、消費者信頼感指数はマイナス21.2からマイナス23.6に悪化し、小売業の景況感指数はマイナス4.2からマイナス5.1に低下した。
景況感はユーロ圏の5大経済全てで低下したが、特にオランダが顕著に悪化した。
3月に過去最高を記録した消費者のインフレ期待指数は引き続き低下し、6月は42.6と、前月の45.5から低下した。