40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

世界のリセッション回避に「懐疑的」=世銀チーフエコノミスト

発行済 2022-06-30 00:26
更新済 2022-06-30 00:36
© Reuters. 世界銀行のチーフエコノミスト、カーメン・ラインハート氏は、急伸するインフレや急激な金利上昇、中国の成長鈍化を考慮すると米国および世界各国がリセッション(景気後退)を回避で

[マドリード 29日 ロイター] - 世界銀行のチーフエコノミスト、カーメン・ラインハート氏は、急伸するインフレや急激な金利上昇、中国の成長鈍化を考慮すると米国および世界各国がリセッション(景気後退)を回避できるかどうかは懐疑的だと述べた。

ロイターとのリモートインタビューで、インフレ抑制とソフトランディング(軟着陸)を同時に実現することは歴史的に見て難しく、リセッションのリスクが現時点での「ホットな話題」であることは明らかと指摘。米連邦準備理事会(FRB)による利上げなどに言及し「あらゆるリスクが下向きに積み重なっていることを皆が懸念している」と語った。

2008─09年の世界的な金融危機は主に先進12カ国に影響を与える一方、当時は中国が成長の大きな原動力となったが、今回の危機ははるかに広範囲に及んでいる上、中国の成長率はもはや2桁ではないとした。

米国および世界がリセッションを回避できるかとの質問には「かなり懐疑的」とし、「1990年代半ばにはグリーンスパンFRB議長の下でソフトランディングを実現したが、当時のインフレ懸念は3%程度であり、8.5%程度ではない。FRBによる大幅な引き締めで経済に打撃を与えなかったエピソードを多く挙げることはできない」とした。

さらにインフレリスクの規模を見誤ったのはバイデン政権だけではなく、FRBや国際通貨基金(IMF)なども同様の見解を持っていた一方、世銀は早くからインフレを「真のリスク」だと指摘していたとし、「FRBはもっと早く、もっと積極的に行動すべきだった。待つ期間が長ければ長いほど、より強硬的な措置を取らざるを得なくなる」とした。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます