[20日 ロイター] - 米石油サービス会社のベーカー・ヒューズが20日発表した第2・四半期決算は、ロシア事業に関する損失計上や供給網における費用拡大で損失が拡大した。
ベーカー・ヒューズのロレンゾ・シモネリ最高経営責任者(CEO)は「インフレが消費者の購買力を削ぎ、中央銀行がインフレ対策で積極的に金利を引き上げるため、今後12─18カ月間の需要見通しは悪化している」と述べた。
第2・四半期はロシア油田サービス部門に関連する4億2600万ドルの営業外損失を計上。ロシア事業が継続不能となり、同部門は「売却目的保有」に分類された。
純損益は8億3900万ドル(1株当たり0.84ドル)の赤字。前年同期の6800万ドル(同0.08ドル)から大幅に拡大した。
調整後の純利益は1億1400万ドル(同0.11ドル)。前年同期の8300万ドル(同0.10ドル)だった。リフィニティブのアナリスト予想である同0.22ドルは下回った。