[21日 ロイター] - 米液化天然ガス(LNG)生産会社フリーポートLNGは21日、発電所を稼働させるため、閉鎖しているテキサス州のLNG輸出プラントで、パイプラインから少量の天然ガスを取り出していることを明らかにした。
フリーポートは以前から、6月8日に発生した火災で閉鎖したテキサス州の輸出プラントについて、10月に操業を一部再開する方針を示してきた。
フリーポートの広報担当者は電子メールで、「現時点では、パイプラインの接続部分から少量のガスを取り出している。天然ガス前処理施設にあるガスタービン発電機を稼働させるため、約50(メガワット)の電力を生産し、テキサス州の電力網に供給する」と説明した。
テキサス州は、猛烈な熱波に見舞われ、20日の電力需要は3日連続で過去最高を記録した。
金融情報会社リフィニティブによると、7月19日以降、日量約2200万立方フィートのガスがこの輸出プラントに供給されている。