[東京 25日 ロイター] - 日本ショッピングセンター(SC)協会が25日発表した6月のSC既存店売上高は前年比10.6%増となった。
6月は、全国的に新型コロナウイルスの感染状況の落ち着きが見られ、多くのSCでイベントやセールを実施、来館者の増加によって売り上げを伸ばした。梅雨明けが早く、暑くなったことで、衣料や雑貨などの夏物商材の動きが活発になった。観光立地のSCでは、前年と比較して修学旅行やシニア層の団体旅行など、観光客の姿が多く見られたという声も聞かれた。
一方で、人出は戻ったが、客単価が下がり売り上げが伸び悩んでいるSCもみられ、同協会では、物価上昇による値上げの影響と分析している。