[3日 ロイター] - 米小売大手ウォルマートは、組織変更により従業員数百人を削減する。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が関係筋の発言として伝えた。
同紙によると、200人前後が削減対象。アーカンソー州ベントンビルの本社や他の支社の従業員に組織変更について通知したという。
同社のほか、電気自動車(EV)大手テスラ、動画配信サービス大手ネットフリックス、暗号資産(仮想通貨)交換所コインベース・グローバル (O:COIN)など複数の企業が、金利上昇やインフレ、欧州のエネルギー危機による世界経済成長ペースの鈍化を受けて人員削減や採用ペースの抑制に入っている。
ウォルマートの広報担当者はロイターに送信した電子メールで、「良き将来に向け、透明性の実現と会社の地歩強化のため、組織を刷新し、選ばれた役割の進化を図っている」と説明。一方、eコマースやハイテク技術、医療・健康部門では投資や採用を行っていると述べた。