1341GMT 3日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
4日終値 前営業日終値
株 FT100 5862.79(+113.82) 5748.97
クセトラDAX 6734.69(+116.89) 6617.80
金 現物午後値決め 1381.00 1345.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 98.875 (+0.000) 0.638(0.625)
独連邦債2年物 0.926(0.991)
独連邦債10年物(12月限) 130.55 (+0.31) 2.392(2.415)
独連邦債30年物 2.937(2.921)
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<為替> ドルが下落した。米連邦準備理事会(FRB)の追加国債買い入れ決定を受
けた米国債利回りの低下を背景に、ドルは対豪ドルでは28年ぶりの安値、対ユーロでは
9カ月半ぶりの安値をつけた。
電子取引システムEBSでユーロ/ドル
半ぶりの高値をつけた。
豪ドル/米ドル
後の高値を更新した。
<株式> ロンドン株式市場は大幅に反発し、FT100種総合株価指数は約2年5カ
月ぶりの高値で引けた。米連邦準備理事会(FRB)が前日に追加緩和策を決定したこと
が好感された。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は終値としては2008年6月9日以来の高値を更
新した。
HSBCグローバル・アセット・マネジメントのマクロ投資戦略を統括するフィル・プ
ール氏は「FRBの量的緩和策に市場は好意的に反応した」と述べた。
この日の取引では、世界的にリスク資産が買われる傾向が出る中、金融株、鉱山関連株
が上昇した。
金融株では、ヘッジファンド大手マン・グループ
上半期決算を発表したことが好感された。
鉱山関連株では、BHPビリトン
府が3日、同社がカナダのポタッシュ・コーポレーション
390億米ドルの敵対的買収案を阻止する決定を下している。
原油価格
引を終えた。
欧州株式市場は反発。米連邦準備理事会(FRB)が前日、追加緩和策を決定したこと
でリスク選好が強まり、FTSEユーロファースト300種指数は4月以来の高値をつけ
た。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は18.13ポイント(1.66%)
高の1107.05。1日としては2カ月ぶりの大幅な上昇となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は53.78ポイント(1.90%)高
の2884.21。
独クセトラDAX指数<.GDAXI>は2年ぶりの高値をつけた。
FRBは3日、景気てこ入れに向け、2011年の半ばまでに6000億ドルの国債を
追加で買い入れる方針を表明した。
FRBの決定を背景に米債利回りは低下、ドルは対ユーロで9カ月超ぶりの安値をつけ
た。
VDAX─NEWボラティリティ指数<.V1XI><.V1XI>は13%低下し、約2週間ぶりの
低水準となった。同指数の上昇は投資家のリスク選好の後退を示す。
ドル安を背景にドル建てで取引されている商品相場が上昇。鉱山・エネルギー株がこれ
に追随した。エクストラータ
トタル
半面、欧州航空機メーカー、エアバスの親会社EADS
ルス・ロイス
豪カンタス航空
ラブルを起こした問題を受け、保有するエアバスA380型機の運航を当面見合わせると
発表した。トレーダーは、ユーロ高もEADSを圧迫したと指摘した。
グローバル・エクイティーズのデイビッド・テボール氏は、ユーロ高が欧州の株価指数
押し上げに寄与するものの、大手輸出企業を圧迫すると指摘。「ユーロが1.35─
1.38ドルのレンジを越えると、EADSのような企業はユーロ高による足かせを感じ
ることになる」と指摘した。
<ユーロ圏債券> 周辺国債が下落した。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が理
事会後の会見で、非標準的な流動性供給措置の解消に向かうECBの路線に変更がないこ
とを示唆したことで圧迫された。
周辺国債から独連邦債に資金を移す動きが見られ、独連邦債先物12月限
算値は19ティック高の130.43となった。
ただ、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で連邦準備理事会(FRB)が国債の
追加買い入れを決め、イングランド銀行(英中銀)もFRBの動きに追随する可能性があ
るとの見方が出ていることから、独連邦債は米英国債をアンダーパフォームした。10年
物米国債と独連邦債の利回り格差はほぼゼロとなった。
アイルランド国債の下げが目立ち、アイルランド国債2年物
5.6%に上昇し、過去最高水準となった。
また10年物の同国債と独連邦債の利回り格差が543ベーシスポイント(bp)とユ
ーロ導入以降で最高水準に拡大したほか、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)
市場での国債保証料もユーロ導入後の最高水準を記録した。
アイルランド政府は4日、欧州取引時間終了後に2011―14年の長期予算計画を発
表した。2011年に財政赤字を60億ユーロ削減し、対国内総生産(GDP)比で
9.25―9.5%とすることを目指す方針を示した。
独連邦債30年物
入れが、30年債よりも償還期間の短い国債を中心に実施されることが判明し、米国債の
イールドカーブがスティープ化した。
[東京 5日 ロイター]