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タイ第2四半期GDPは前年比+2.5%、1年ぶりの高い伸び

発行済 2022-08-15 12:19
更新済 2022-08-15 16:18

[バンコク 15日 ロイター] - タイ国家経済社会開発評議会(NESDC)が15日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比2.5%増加し、2021年第2・四半期以来の高い伸びとなった。

新型コロナウイルス関連の制限緩和で経済活動や観光業が上向いた。ただ、数年ぶりの高水準にあるインフレ率や、中国経済の鈍化が回復の重しとなっている。

ロイターがまとめた市場予想の3.1%増は下回った。第1・四半期のGDP(改定値)は前年比2.3%だった。

観光業の回復や消費・輸出の伸びを理由に、22年通年の経済成長率予想を2.7─3.2%に小幅に修正した。従来の予想は2.5─3.5%。昨年の成長率は1.5%だった。

NESDCのダヌチャー長官は記者会見で、投資の減少やベース効果によりそれほど高い成長ペースではないと述べた。上半期の成長率は2.4%で「今年はこの傾向が続くだろう」と予想した。

キャピタル・エコノミクスは「経済再開を背景に、タイ経済は第2・四半期、回復を続けた。コモディティー(商品)価格の上昇が足を引っ張るとはいえ、観光業の力強さを踏まえると回復は向こう数カ月続くとみている」とした。

ただ、インフレが消費支出や投資の足かせとなるほか、輸出は世界経済の減速に圧迫されるともした。

第2・四半期GDPは季節調整済み前期比では0.7%増となり、こちらも予想の0.9%増に届かなかった。第1・四半期は前期比1.2%増(改定値)。

カシコルンバンクの資本市場調査担当責任者、コブシジチ・シルパチャイ氏は「ロシア・ウクライナ戦争を受けた輸入コスト上昇と輸入インフレを反映している」と指摘。「金融政策当局者は慎重な姿勢で臨むだろう。タイ中銀は、過去の措置の影響や米連邦準備理事会(FRB)のスタンスをより詳細に評価すべく、9月会合ではなく11月会合で25ベーシスポイント(bp)の追加利上げを行うだろう」とした。

ティスコ・グループのエコノミストは、成長が続いていることからタイ中銀は「より安心して」政策金利を引き上げることができると指摘した。

今年残り2回の会合でそれぞれ0.25%ポイント利上げし、金利は新型コロナウイルス禍前の水準の1.25%に達する見込みと述べた。

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