[ベルリン 19日 ロイター] - 独財務省は19日、8月の月例報告を発表し、エネルギー価格の上昇とサプライチェーンの混乱で同国経済の見通しは暗いとの認識を示した。
第2・四半期の国内総生産(GDP)伸び率(速報)は調整後で前期比0.0%にとどまった。ウクライナ戦争、エネルギー価格高騰、新型コロナウイルス流行、サプライチェーン問題が響いた。
同省は報告書の中で、経済見通しには「高度な不確実性」があり「顕著に暗い」と指摘。
「ロシアからのガス供給が著しく減少していること、エネルギーやその他商品の価格上昇が続いていること、さらに中国の厳格なコロナ感染防止策にも関連して、サプライチェーンの混乱が予想以上に長引いていることが、経済に重くのしかかっている」とした。
政府は10月12日に最新の経済予測を発表する予定。