[北京 20日 ロイター] - 中国税関総署が20日公表した7月の大豆輸入統計の詳細によると、ブラジル産が前年同月比で減少する一方、米国産が増加した。
世界最大の大豆輸入国である中国はブラジルから697万トンを輸入。前年同月の788万トンを下回った。
一方、米国産の輸入量は37万7642トンに達し、前年同月の4万2277トンを上回った。
夏季の輸入は通常、ブラジル産が中心だが、天候不良で同国産大豆価格が上昇していた。今年に入ってから養豚業者が巨額の損失を出したことを受けて、飼料用大豆かすの中国国内需要も圧迫されていた。
1─7月のブラジル産大豆輸入量は3468万トンで、前年同期の3401万トンを上回った。
米国産の1─7月輸入量は1792万トンとなり、前年同期の2161万トンから減少している。