[カトマンズ 22日 ロイター] - 英国はネパールとの初の労働協定に基づき、同国から医療専門家を採用する。当局者が明らかにした。英国にとっては労働者不足の軽減に、ネパールにとっては在外労働者からの送金増につながるとみられている。
ネパール政府とカトマンズの英国大使館は共同声明を発表し、ネパールの医療専門家を英医療部門に採用するため、「公平かつ倫理的な人事募集」を承認する暫定合意に調印したと説明。英国の医療専門家と「同等の権利と権限、保護および尊厳を付与される」とした。
中東やマレーシアを中心に数百万人に上るネパール人の在外労働者が7月半ばまでの1年間に行った自国送金の額は、前年比2.2%増の83億3000万ドル。ただ活動家らは多くの在外ネパール人の労働環境が劣悪と指摘している。