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ユーロ圏製造業PMI、8月改定も50割れ 第3四半期GDP縮小か

発行済 2022-09-01 17:58
更新済 2022-09-01 18:00

[ロンドン 1日 ロイター] - S&Pグローバルが1日発表した8月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.6と、2カ月連続で好不況の分かれ目となる50を下回った。需要が低迷し、過去最高ペースで完成品在庫が積み上がっている。

速報値は49.7、前月は49.8だった。

生産指数は46.3から46.5に上昇したものの、3カ月連続で50割れとなった。

S&Pグローバルのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「第3・四半期のGDP(域内総生産)が縮小する可能性が高くなった。先行指標によると、今後数カ月でさらに低迷する可能性が示唆されており、リセッション(景気後退)リスクが高まっている」と述べた。

新規受注指数は引き続き50を大幅に下回り、原材料の保有量は再び増加し、受注残は減少。完成品在庫指数は52.5から53.3に上昇し、1997年半ばの調査開始以来最高となった。

ウィリアムソン氏は「販売減により、減産する工場が増えただけでなく、倉庫が売れ残りで埋まりつつある。同様に、原材料の在庫も突然の生産減で積み上がっている」と語った。

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