[メキシコ市 1日 ロイター] - S&Pグローバルが1日発表した8月のメキシコ製造業購買担当者景気指数(PMI)は、7月から横ばいの48.5だった。好不況の分かれ目となる50を引き続き割り込んだ。
メキシコの生産は、新型コロナウイルス禍が本格化した2020年3月以来2年半以上にわたって縮小している。
S&Pグローバルマーケット・インテリジェンスのシニアエコノミスト、ジョン・ヘイズ氏は、「8月のPMIは、メキシコ製造業部門の困難を新たに浮き彫りにした。企業は原材料不足や供給元からの出荷遅延を訴えており、供給問題が引き続き生産能力の重しとなっている」と説明。インフレで需要が落ち込み、新規の受注が速いペースで落ち込んでいるとも指摘した。