[モスクワ 5日 ロイター] - S&Pグローバルが5日発表した8月のロシア・サービス業購買担当者景気指数(PMI)は49.9と、前月の54.7から低下し、好不況の分かれ目となる50を下回った。
個人消費が低迷し、企業が人員を削減した。産出はほぼ横ばいだった。
S&Pグローバルは「サービス事業者が産出の減少を報告したケースでは、一部の顧客の購買力低下と制裁の影響が関係していた」と述べた。
新規輸出受注は急減。企業はコスト削減の一環で人員を削減した。
インフレと消費者の購買力低下に対する懸念で企業の見通しは4カ月ぶりの低水準に悪化したが、経済の安定拡大への期待から依然として高止まりしている。
同社は「コスト上昇率は5月以来の高い水準で、歴史的な高水準を維持している」と述べた。