[ロンドン 5日 ロイター] - S&Pグローバルが5日発表した英国の8月の総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.6と、2021年2月以来初めて好不況の分かれ目となる50を下回った。
速報値の50.9から大幅に下方修正された。景気後退の明確なシグナルとなった。
S&Pグローバルのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「外食、ホテル、旅行、他の娯楽活動といった接客業の需要は生活費危機の重みで崩壊しつつある」と述べた。
サービス部門PMIは50.9。速報値は52.5だった。
投入コストの圧力は、歴史的に見ると依然として高水準だが、一段と低下した。
同氏は「雇用の伸び悩みがすでに始まっている。雇用は受注の変化に遅れる傾向があり、エネルギー高騰に伴う最近の需要低迷は、今後数カ月で人員の採用に慎重な姿勢が強まることを示している」と述べた。