[12日 ロイター] - カナダのトルドー首相は12日、野党保守党の新党首に選出されたピエール・ポワリエーヴル氏(43)が掲げる経済政策について「無謀」と批判した。
ポワリエーヴル氏は10日に実施された投票で68%の票を獲得、2015年以降で6人目の保守党党首となった。この間、保守党はトルドー氏に3回選挙で敗れている。
トルドー首相はニューブランズウィック州セントアンドリュースで開いた自由党の会合で、ポワリエーヴル氏の経済政策を「非常に疑わしく、無謀」と批判したほか、「われわれの社会を公平、安全、自由にしている制度を攻撃することは責任あるリーダーシップではない」とした。
ポワリエーヴル氏は議会や選挙活動の場で、トルドー氏の経済政策とカナダ中銀がインフレを引き起こしていると主張。また、インフレへの対抗手段としてビットコインなど暗号資産(仮想通貨)を推奨した。