【ブラジル】ボベスパ指数 53761.27 -0.36% 20日のブラジル株式市場は3日続落。
主要指標のボベスパ指数は前日比193.52ポイント安(-0.36%)の53761.27で取引を終えた。
54384.98から53510.41まで下落した。
指数構成銘柄での値上がりは27、値下がりは39、変わらず2であった。
中国の金融緩和(全金融機関の預金準備率を1.0%引き下げ)を好感して、ブラジル株も買いが先行した。
しかし、ブラジル中銀が20日に発表した週次エコノミスト調査で、2015年の経済成長率見通しが-1.03%となり、前回の-1.01%から悪化したことが懸念され、その後、売りが徐々に優勢になった。
【ロシア】MICEX指数 1683.24 +1.61% 20日のロシア株式市場は反発。
主要指標のMICEX指数は前日比26.65ポイント高(+1.61%)の1683.24で取引を終了した。
1655.93から1691.30まで上昇した。
中国人民銀行が19日(日)、全金融機関の預金準備率を1.0%引き下げると発表。
中国の金融緩和を好感して、20日の欧米株式市場が株高となっており、ロシア株も連れ高になった面がある。
また、ブレント原油が一時64ドル台まで上昇したことや、格付け会社フィッチが先週末、予定していたロシア格付けの発表を先送りにしたことも、買い材料になった。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 27886.21 -1.95% 20日のインドSENSEX指数は4日続落。
ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比555.89ポイント安(-1.95%)の27886.21、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同157.90ポイント安(-1.83%)の8448.10で取引を終えた。
買いが先行した後は売りに押され、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。
弱い経済指標が指数の足かせに。
3月の貿易赤字は117億9000万米ドルに拡大し、直近4カ月で最大となった。
輸出の減少が響いたと説明された。
同月の輸出増加率は前年同月比でマイナス21.1%となり、前月のマイナス15.0%を下回った。
また、今年度2度目となる予算発表を控え、積極的な買いも手控えられた。
【中国本土】上海総合指数 4217.08 -1.64% 20日の上海総合指数は値下り。
主要指標の上海総合指数は、前日比70.22ポイント安(-1.64%)の4217.08ポイントと3日ぶりに反落した。
利食い売りが優勢。
上海総合指数は先週、週間で6.3%上昇し、約7年1カ月ぶりに節目の4000ポイントを突破したため、高値警戒感が浮上した。
また、当局が機関投資家に貸株を認めると発表(=空売り解禁)したことも重しとなっている。
人民銀行(中央銀行)が19日、預金準備率を20日から1%下げると発表したことを好感して買われる場面がみられたものの、上値は重く、中盤から再びマイナスに転じた。