[ニューデリー/香港 27日 ロイター] - 複数の関係筋は、JPモルガン新興市場グローバル指数へのインド国債の組み入れが来年初めにずれ込む可能性が高いとの見方を示した。さまざまな運用上の問題への対応が必要という。
市場では早ければ今月にも組み入れが決まるのではないかとの見方が浮上していた。
大手ファンドの担当者によると、国内債券市場の決済ルール、複雑な税制、投資家のドルの本国送金方法など、運用上の問題が残っているという。
関係筋によると、インド政府・中銀は年内にこうした問題の一部を解決する見通しで、問題が解決すれば来年初めに組み入れが発表される可能性がある。
組み入れが遅れるとの報道を受け、ルピーは下落。国債利回りは上昇した。
インド財務省とJPモルガンのコメントは取れていない。