[バンコク 27日 ロイター] - タイ政府は2023会計年度(10月1日から)に約8200億バーツ(216億4000万ドル)の新規借り入れを計画している。財政赤字の穴埋めが主な目的。財務省が27日に明らかにした。
既存の債務は1兆7400億バーツ(459億2000万ドル)、債務返済額は3600億バーツ、国営企業やその他政府機関の新規借り入れは2330億バーツ。
債務管理計画が27日に閣議了承された。インフラ投資を通じて景気を刺激するほか、国際原油価格の変動やウクライナ戦争の影響を和らげる。
財政赤字は6950億バーツ(183億4000万ドル)となる見通し。年度末の公的債務残高は国内総生産(GDP)比60.43%と、上限の70%以内に収まると予測している。