[東京 14日 ロイター] - 松野博一官房長官は14日午後の会見で、17日に日中首脳会談が開催される予定だと述べた。アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に両国首脳が参加する機会を利用して開催されると説明した。
松野官房長官は、日中間には様々な可能性とともに「数多くの課題や懸案がある」と指摘。「主張すべきは主張し、責任ある行動を求めつつ諸懸案を含めてしっかりと対話を重ね、共通の課題については協力するという建設的かつ安定的な日中関係を双方の努力で構築していく必要がある」と説明した。
14日に開催される米中首脳会談については、両国関係の「安定が国際社会にとっても極めて重要である」と語った。
また、13日に開かれた日韓首脳会談では、岸田文雄首相が来年春までに新たな「自由で開かれたインド・太平洋プラン」を発表予定であると述べたという。これに対して、尹錫悦韓国大統領からは11月11日に韓国が発表した「自由・平和・繁栄のインド・太平洋戦略」について説明があったとした。その上で両首脳は、包摂的・強靭・安全な「自由で開かれたインド・太平洋」の追求において、取り組みを連携させることで一致したと述べた。