[ベルリン 28日 ロイター] - ドイツのIFO経済研究所によると、国内輸出産業の業況が11月に改善した。世界的な景気後退が懸念されているが、自動車産業で外需が回復している。
11月の輸出見通し指数は0.4と、前月のマイナス4.6から改善。2カ月連続の上昇で6月以来の高水準となった。
調査は2300社を対象に実施した。
IFOのクレメンス・フュースト所長は「ドイツの輸出産業には、わずかな希望の光が見え始めている」と表明した。
自動車メーカーは輸出の拡大を予想しているが、機械・設備、電機メーカーは輸出に弾みがつくとは見込んでおらず、飲料、家具、化学メーカーは販売減少を予想しているという。