[北京 15日 ロイター] - 中国国家統計局が15日発表した11月の鉄鋼生産量は前月比6.5%減の7454万トンだった。長引く需要低迷で一部の鉄鋼メーカーが生産を削減した。
Jinrui Futuresのアナリスト、Zhuo Guiqiu氏によると、主要鉄鋼製品の平均利益は10月が1トン当たりマイナス160元(マイナス22.99ドル)、11月がマイナス127元、12月が現時点でマイナス200元。
近く鉄鋼生産が回復するかどうかは利益が改善するかに左右されるという。
今年は多くの期間で国内の鉄鋼生産が不採算となっている。
ロイターの計算によると、11月の1日平均の鉄鋼生産量は249万トンで1年ぶりの低水準。
鉄鋼需要は不動産市場の低迷で減少。また、ある鉄鉱石トレーダーによると、山西省と江蘇省では生産能力の管理目標を達成するため、鉄鋼メーカーが11月に減産を強いられた。
1─11月の鉄鋼生産は前年比1.4%減の9億3511万トン。