[東京 15日 ロイター] - 経済産業省が15日に発表した10月の第3次産業活動指数(季節調整済み、総合)は99.9(2015年平均=100.0)で前月比プラス0.2%となり、2カ月ぶりに上昇した。経産省は、基調判断を「持ち直し傾向にある」に据え置いた。
11業種中、上昇方向に影響したのは6業種。「生活娯楽関連サービス」は飲食店、飲食サービス業、その他の生活関連サービス業が寄与し1.7%の上昇となった。「不動産業」は建物売買業、土地売買業が好調だったことから1.9%の上昇。「情報通信業」は1.3%、「金融業、保険業」は1.0%、「事業者向け関連サービス」は0.4%、「物品賃貸業(自動車賃貸業を含む)」は0.7%、それぞれ上昇した。
4業種が低下方向に影響した。「電気・ガス・熱供給・水道業」は、電気使用料の減少から4.0%の低下となった。「運輸業、郵便業」は貨物運送業が低調で1.3%の低下。「医療、福祉」は0.7%、「小売業」は0.4%、それぞれ低下した。
「卸売業」は横ばいだった。