[イスラマバード 3日 ロイター] - パキスタンのアシフ国防相は3日、政府が一連のエネルギー節約政策を打ち出し、ショッピングモールやレストランを含む営業施設を午後8時半までに閉店するよう指示したと明らかにした。
国際通貨基金(IMF)の融資プログラム実施が遅延する中、経済危機下にあるパキスタンの外貨準備高は1カ月分の輸入を辛うじてまかなえる水準にとどまっている。その大半は海外からのエネルギー輸入に割かれる。
アシフ国防相は記者団に、節エネ政策で620億パキスタンルピー(2億7300万ドル)の節約を目指すと説明。さらに、結婚式場を午後10時までに終了するなどの当面の追加措置も講じられていると述べた。
このほか、シャリフ首相が全政府機関に30%の節電を指示したとも明らかにした。