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日本海洋掘削---海洋掘削の専門企業、16/3期は増収も利益は厳しい市況の影響を受ける

発行済 2015-06-11 08:16
更新済 2015-06-11 08:33
日本海洋掘削---海洋掘削の専門企業、16/3期は増収も利益は厳しい市況の影響を受ける
1606
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日本海洋掘削 (TOKYO:1606)は世界の石油開発会社を顧客に持ち、石油、天然ガスの探鉱や開発・生産のための井戸を海で掘る企業。
稼働水深によってタイプが異なる海洋掘削リグを計8基運用する。
現在東南アジアで4基、中東で2基、インドで1基、中米で1基が掘削作業に従事。
2015年3月期の連結業績は、売上高で前期比18.8%減の325.84億円、営業利益で同91.5%減の8.42億円、経常利益で同73.5%減の32.60億円、当期純利益で同69.0%減の18.92億円。
「HAKURYU-5」、「SAGADRIL-1」の2リグが長期の整備工事を受け、その間無収入になった事や、「ちきゅう」による商業掘削の日数減少などが影響した。
2016年3月期の業績予想は、売上高で前期比24.3%増の405.07億円、営業利益で同6.8%増の8.99億円、経常利益で同86.6%減の4.36億円、当期純利益で同91.0%減の1.69億円を見込む。
日本海洋掘削の収入はリグの日割り作業料率と稼働日数と為替レートの積で決まる。
昨年からの原油価格の下落に伴い石油開発会社の開発意欲が減退、世界中で稼働していないリグが増えたことで需給が緩み、日割り作業料率の相場も鈍化している。
同社の足元をとり巻く市況は厳しいが、今後は老朽化が進んだリグが多数市場から退役することで需給が締まってくる。
また、石油の需要低迷も長期化することは考えにくい。
同社は長期展望の下、運用リグを増強することを成長戦略に軸を置いている。

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