[ブラジリア 3日 ロイター] - ブラジル開発商工サービス省が3日発表した3月の同国の貿易収支は109億5600万ドルの黒字となり、黒字幅は3月としては1989年の統計開始以来最大となった。原油の輸出好調が寄与し、ロイターがまとめたエコノミスト予想中央値の90億5000万ドルを上回った。
輸出は前年同月比7.5%増の330億6000万ドル。原油輸出の53.8%増と大豆輸出の8.9%増に押し上げられた。
原油輸出は2月に大きく減少したが、開発商工サービス省は原油輸出動向が大きく変動していることから3月は回復するとみていた。
3月の輸入は前年比3.1%減の221億0400万ドル。
同省は、今年の貿易黒字は840億ドルとなり、昨年の620億ドルを上回ると予想している。