ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

銀行部門の混乱波及回避、警戒は維持へ=金融安定理事会

発行済 2023-04-12 17:57
更新済 2023-04-12 18:00
© Reuters.  4月12日、20カ国・地域(G20)の金融当局でつくる金融安定理事会(FSB)は、最近の銀行部門の混乱について、世界的な金融危機後にFSBが導入したルールにより混乱の波

[ロンドン 12日 ロイター] - 20カ国・地域(G20)の金融当局でつくる金融安定理事会(FSB)は12日、最近の銀行部門の混乱について、世界的な金融危機後にFSBが導入したルールにより混乱の波及が回避されたとする一方、見通しは厳しさを増しており、警戒を維持するとした。

FSBは2007─09年の金融危機後、銀行の資本増強や迅速な破綻処理に関するルールを議論した。

FSBのクノット議長(オランダ中央銀行総裁)はG20財務相・中央銀行総裁会議に宛てた書簡で、先月の米シリコンバレー銀行の破綻やスイスのUBSによるクレディ・スイス買収ではG20の金融改革の成果が問われたと指摘。

スイス、米国当局などの「迅速かつ効果的な」行動で国際金融の安定を保つことできたとし「こうした改革がなければ、個別行が直面したストレスが金融システム内に波及していた可能性があった」と述べた。

© Reuters.  4月12日、20カ国・地域(G20)の金融当局でつくる金融安定理事会(FSB)は、最近の銀行部門の混乱について、世界的な金融危機後にFSBが導入したルールにより混乱の波及が回避されたとする一方、見通しは厳しさを増しており、警戒を維持するとした。ハーグで2019年撮影(2023年 ロイター/Eva Plevier)

同議長は、金融安定の見通しは厳しさを増しており、金融当局が教訓を学び教訓を基に行動する必要性が「以前にも増して高まっている」と指摘。

FSBは、高水準の負債、低金利を前提としたビジネスモデル、過大な資産評価、ノンバンク金融機関のレバレッジと流動性のミスマッチの組み合わせに関連する脆弱性を強調してきたとした。

同議長は、こうした脆弱性は金利上昇と景気減速の影響を受けやすいとし「したがって当局は今後の見通しを引き続き警戒すべきだ」と述べた。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます