[モスクワ 5日 ロイター] - ロシア財務省は5日、石油・ガスからの連邦歳入が前年同月比36%減、前月比12%減だったことを明らかにした。利益に課税する石油税の収入が減少した。
石油・ガスはロシア経済の生命線。歳入減少はロシアがウクライナで特別軍事作戦を展開する中、財政赤字の拡大を招く可能性が高い。
1─4月の財政赤字は3兆4000億ルーブル(420億ドル)。歳出拡大とエネルギー収入の減少が背景だ。
石油・ガス販売に伴う歳入は5707億ルーブル(70億ドル)。前年同月は8860億ルーブル、前月は6475億ルーブル。
利益に課税する石油税の収入は54億ルーブル。4月の1854億ルーブルから急減した。納税頻度のパターンが影響した。